置かれた場所で咲きなさい


お元気ですか?もう明日からは8月です。

タイトルの「置かれた場所で咲きなさい」これは10年前ベストセラーとなった本です。そして若い頃 私が大切にしていた言葉でした。

将来を考えていた頃の私には、身体の不自由な母がいました。母を置いていく選択ができず(置いていく・・・とは、なんてひどい言葉かしら)まぁ、悩んだ末に地元に残ったわけです。それでも自分なりに頑張って、私なりにうまく行って、仕事も友人も家庭も想像していた以上の日々がきたのです。あぁ、あの言葉は本当だったなぁと何度思ったことでしょう。

作者である渡辺和子さんは、「咲きなさい」という命令形での言葉でなく優しく語りかけるように話されていたそうで、本を読んでも人間性に惹かれます。命令形にしたのは、出版社の担当が人の目に留まりやすいよう、敢えて命令形にしたそうです(なるほど‼︎)

しかし言葉というのは、色々な捉え方ができます。万人に向けての良い言葉は、ないものですね。何故かというと今、いわゆるブラック企業のような仕事場にいる方とかDVで苦しんでいる人には、この言葉は酷な響きを持ってきます。
もっと自由でいいのです。誰にとっても、必要のない我慢とか辛抱は要らないし、逃げることも必要。自分の花を咲かす場所は自分で見つけるの。人生は1回きりだもの、我慢している時間はないですよね。

我慢が素晴らしいとか、自己犠牲や苦労が素晴らしいとか無意識に思うなら、一度思考のブラッシュアップが必要です(私も同じ)

そして「咲く」という言葉もイメージが華々し過ぎていて、苦しく思われる人もいます。歌にもある通り、まさに「自分の花」でいいのだけれど・・・。もっと言えば、別に「咲かなければいけない」わけでないので、そこでまた苦しい思いをすることもない・・・。

こうして考えていくと・・・どんどん広がっていきます。
次の教室の話題にしようかしら。
話し方教室では、答えのないことをテーマにして、みんなで話したりします。
あなたは今までにどんな経験をして、どんなことを学び、今に活かしていますか。お話しくださいね。

明日から8月。体調管理をして元気に過ごしましましょうね☆