ポジティブ思考になれない!!って声をよく聞きますが、ポジティブ思考って、そんなに大事かしら・・・。
マーティン・セグリマンがポジティブ心理学の講演を行ったのは1990年代のこと。心理学にとって、まさに希望の光、新時代の到来と言われました。私も胸がわくわくして、その捉え方にとても影響を受けたことは事実です(セグリマンは以前にも書いた「学習性無力感」について研究した人で、こちらも大好きです)
でもだんだんと、ポジティブ思考になれない・・・という方が、悩み苦しむことが増えてきたんです。そういう人の為の本もたくさん出てきていますね。特に日本人は遺伝子から、ポジティブよりもネガティブになりやすいという傾向も言われています。
ここで改めて、ポジティブ思考ってそんなに大事??
私は元々が、ポジティブな気質かもしれません。それって良い??私は、だからこそポジティブの落とし穴を実感するのです。なにか反省すべきことが、起こったとしても持前の楽観的な捉え方で、しっかり反省できないかもしれない。他にも、気が付かないといけないポイントも楽観的な思考で見逃すかもしれない。
ネガティブな気質の方は、ここがしっかりと見つめられて良いのです。人は、同じ間違いを繰り返さないために、いや、事前に失敗がないように、ネガティブに感じられるように脳に組み込まれているのですから。そもそもポジティブ心理学でも少しのネガティブは必要としています。
ただネガティブなまま動けなくなるのは残念なことでしょうか。悪い想像をしすぎて取り組まない、始めない、とか・・・。
どちらにしても良い点・悪い点があり!!それなら、大いに自分の気質を利用することに大賛成。自分と仲良く!!というのがポイント☆彡ネガティブな人は、ネガティブゆえに、その良いところに気付きにくいですが、少しだけ捉え方を変化させると、自分と仲良くできるようになっていきます。
思考の整理をしてみると、見えなかったそれまでのパターンに気付きます。弱みと感じていた部分も強みになりますよね。
話してみませんか。